数年前からすでにちょっとしたコスプレグッズとしてお馴染みになっている付け八重歯(つけキバ)。
ハロウィンでの仮装(コスプレ)イベントやパーティーなど、ライトな扮装好きの方たちから徐々に広がり、コスプレとは無縁のファッション分野でも注目されている小道具です。
本記事では、すでにコスプレグッズとして必須になりつつある付け八重歯について触れてまいります。
とは言っても、テキストと画像では今一つ分かりづらいものです。
そんな中、大変役立つ動画を見つけました。
それが、こちら、です!
そうです、ぴかりんこと椎名ひかりさんのYouTubeチャンネルに投稿されていた動画です。
付け八重歯や付け牙の動画は他にもありますが、本動画が一番分かり易い上、ご本人が試した結果、もっとも“それっぽい”八重歯に見えるものが紹介されておりました。
動画の投稿時期も今年2月12日と最近ですから、情報として活かせます。
では、実際に動画で紹介されていた付け八重歯を、同じく紹介されていたAmazonで探してみましょう。
ありました、コレです。
いくつか同じ商品が出品されていましたが、こちらが一番安価でした(2,750円:20/4現在)。
1セット牙2つ入りで、サイズは長さ約15mm×幅約9mm×厚さ約5mmです。
付け八重歯自体はいくらでも安く手に入りますが、値段が値段だけにこちらは物が良いです。
透け感があるのでよく馴染み、涙(雫)型なので微妙な角度調整ができます。
欲を言えば、これより短いバージョンがあれば更により馴染むのでしょうが、犬歯そのものが目立たなくなってしまうとコス写真では全く分からなくなってしまうので、15mmで結果オーライ、というところでしょう。
次に紹介されていた接着剤の方も同じように探してみます。
商品情報には、こうありました。
αシアノアクリレートモノマーを主成分とした強力な皮膜と接着力を併せ持つ 瞬間接着剤です。4種類の粘度から用途に応じてお選びください。(中略)
αクイン:https://www.bsa-sakurai.co.jp/item/3426/
ゼリー状 タイプ GEL
垂直面でもたれない、流れない。気泡の穴埋め、ろう着時のクラウン仮着、義歯修後時の仮着、埋没時の人工歯脱落防止、ブロックアウト等にも最適
Amazonの商品レビューで低評価1をつけている方が、歯科用ではない、とコメントしておりましたが、間違いなく歯科技工用の接着剤です。
これだからAmazonの商品レビューは、当てになりません。
このゼリー状タイプは、確かに色(ブルー)がついています。
動画でも指摘されておりましたが、前述の付け八重歯には透け感がありますから、接着剤の色がわずかに映ります。
ですが、上唇による陰影により、本人が気にかけるほど外から分かりません。
白過ぎる真っ直ぐな付け牙のような違和感は全くないので、純粋にクオリティーの高い八重歯キャラを演出できます。
自分で鏡を見ながら確認すると13mmが“いい感じ”に映ります。
ですが、コスプレの場合、舞台向けの派手さやインパクトと親和性が高く、実際に撮影してみると13mmでは“物足りなさ”を感じます。
その為、15mmをお薦めします。さすがに17mmは長過ぎる為、八重歯キャラではなく、吸血鬼のような牙キャラのみとなります。
動画の後半で語られているのは、ベニアと呼ばれる板材です。安いのは樹脂(プラスチック)製で審美歯科で用いられるセラミック製のラミネート・ベニアとは異なります。
動画にもある通り、樹脂製ベニアは自分で加工して使う為に売られているので、そのまま貼り付けるものではないことに注意しましょう。
漫画やアニメには、八重歯が印象的で魅力的なキャラクターがたくさんいます。
以前は付け八重歯のような小物が手に入りづらかったので、コスプレにおけるクオリティの範疇には入らなかったのですが、今では明らかな差が現れますから、ぜひ、皆さんも付け八重歯に注目してみてくださいね。
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