本日6月25日、ピクシブ株式会社(pixiv)の運営するネットショップサービス『BOOTH』から“決済手数料の変更について”の通達がございました。
結論から申し上げますと、2020年8月26日(水)より決済手数料が従来の「3.6%」から「5.6%+22円」に値上がりする、といった内容です。
BOOTHは「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」というピクシブの企業ミッションを受けて開発された、創作物の総合マーケットプレイスです。
BOOTH「【BOOTHチームからの大切なお知らせ】決済手数料の変更について」より
創作活動には、アイデアや技術、時間、そしてお金が必要です。 クリエイターの皆さまの創作物をファンの皆さまに届け、その利潤で創作活動を続けていただけるようにしていきたい。 その環境を提供し続けることこそが、クリエイターの皆さまの創作活動を真の意味で支えることになると考え、商品の種類を問わず一律、3.6%の決済手数料で運営をしてまいりました。
しかし、商品数とそれにともなう取引の増加により、倉庫や開発・システム整備の人件費、決済代行会社に支払う手数料なども増え、現状の3.6%という決済手数料では、どうしても健全なサービス運営は難しくなってまいりました。
今後もBOOTHを運営していくため、またみなさまに快適にご利用していただくため、大変恐縮ではございますが、2020年8月26日(水)より、決済手数料をサービス利用料と改め、一取引あたり「5.6%+22円」へ変更させていただくこととなりました。
今回、BOOTHの決済手数料の値上げについてですが、筆者といたしましては、ごく普通の内容、と受け止めております。
むしろ、従来の手数料3.6%が“安過ぎた”といった感想です。
例えば、Fantiaでは8%、minneは9.6%、pictSPACEは10%になっております。
PayPalでは、国内3.6%+40円/海外4.1%+40円ですから、如何に従来のBOOTHの決済手数料が安かったのかが分かるかと思います。
およそ今までのBOOTHの手数料は、純粋な決済手数料のみで、ここにサービス料を乗せていなかった、と言えます。
ちなみに、App StoreやGoogle Playの手数料は30%です。
実際、変更(5.6%+22円)後の決済手数料で計算してみましょう。
- 100円:28円(28%)
- 500円:50円(10%)
- 1,000円:78円(7.8%)
- 1,500円:106円(7.1%)
- 2,000円:134円(6.7%)
分岐点は、1,000円です。
同人誌の価格でよくみられる千円が1つのポイントになっているようです。
値上げとはいっても、十分良心的な手数料ですから問題ないと思われます。
この手数料で高い、と思われる方は通販には向いていないかと思いますので、考え方を改めましょう。
【BOOTHチームからの大切なお知らせ】決済手数料の変更について:https://booth.pm/announcements/452
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