コスプレ写真先行型コスプレ活動の注意点
はじめに述べておきます。
本記事は、批判目的の記事ではございません。
誤解なされないでください。
コスプレ写真は基本、綺麗な写真を上げます(投稿)。
キャラによっては、可愛さや恰好良さ、怖さ、不気味さ、強さ、弱さほか、元キャラのイメージを踏襲した表現をしますが、写真そのものの質のみに焦点を当てるのであれば、綺麗さ、に集約されます。
そしてこれは、間違いではなりません。むしろ、正しいことなのです。
写真に写っている当人(レイヤー)は勿論、写真を見る人(閲覧者)も、綺麗な写真を求めています。
誰も、低質な写真を求めてはいません。
コスプレ写真に関連する誰もが、高品位なコス写真を見たい/見せたい、と願っているのですから、綺麗な写真・良い写真を投稿するのは、完全に正しいのです。
ですから、コスプレ写真の“修正・加工”は大いにすべきです!
記事タイトルから誤解/勘違いなされる方もいらっしゃると思いますが、少なくともコス写真に至っては、修正・加工は大いにすべきです。
無加工のスナップ写真とは、反響の大きさがまるで違います!
では、修正・加工がOKなのであれば、いったい、コス写真のなにに気を付けるべきなのでしょうか?
それは……
非実在レイヤーになってはいけない
コス写真に写る姿とレイヤー本人に著しい乖離がある場合、それは非実在レイヤーと化します。
勿論、ネタ、であれば全く問題ありません。
重加工ゆえ写真の人物は存在しません/写真の中の人はいませんよ/加工厨etcのようにネタであったり、謙遜であれば何の問題もありません。
そもそも、単に趣味としてコス写真をアップするだけであれば写真に写っている人物(レイヤー)の実在性は不要、です。
問題が発生し得るのは、コス活動を通して“なんらかのお仕事”を引き受けた時です。
コス活動の全てが趣味の範疇であれば、どれだけ重加工をしても、空間を歪ませる程度の能力を使っても、なにをやっても問題ありません!
レイヤー仲間には、引かれる、かも知れませんが。
人間界に降臨した非実在レイヤーの圧倒的存在感
普段からイベントや撮影会への参加をしているレイヤーさんであれば何一つダメージはありませんが、コス写真投稿がメインのレイヤーにお仕事の話が迷い込んでくると巻き起こる問題が、写真と違う!、という実態です。
さすがに国内イベントに出演する、この手のコス写真専門レイヤーはほぼいないとはおもいますが、稀にあるのが個人撮影会や写真集企画の時です。
個撮は参加者が限られますから、これを引き受けるコス写専レイヤーもいるのですが、言わずもがなクレームが凄い事になります。
写真集、ここで言う写真集とは商業流通する紙媒体による出版とDVDを指しますが、こちらはもっと切実で、制作会社と共に出版社に直接営業しに行きます。
写真と違い過ぎる場合、企画そのものが頓挫します。
最近はコス写専レイヤーも減ってきたので上記のような問題も減ってはきましたが、今なお、多くのフォロワーを持つコス写専レイヤーも現役でおりますから注意しましょう。
写真を綺麗に見せる為の加工・修正はOKです。
しかし、スタイルを弄るのはアウトです。小顔効果を狙った撮影テクは良いのですが、加工で頭部を小さくする、四肢を長くする、極端なくびれを作る、輪郭や顔をパーツを極端に変更するなど、極度の加工・修正をなされたコス写投稿による活動は、コス活動を二次元の中だけに閉じ込めてしまいますから、リアルでのコス活動を目的としている方は止めましょう。
コス写真の加工・修正の限界点は、自分が努力できる最高点で留める
例えば、スタイルをよく見せる為、写真に加工・修正を行ったとします。
その加工・修正によって生まれた写真が、自分自身が今後努力で身に付ける事のできるポージングやダイエットで撮影可能な地点で留めておくと、向上心に繋がる上、第三者もそれ程、違和感を感じません。
現在のコスプレ業界は、一昔前とは比較にならない程、レベルが上がっています。
コスプレを趣味として楽しむレイヤー人口の上昇に伴い、元々ルックスの良い方も増えていますし、メイク技術の向上やウィッグ・カラコンの豊富さ、フォトレタッチの手軽さ他、コスプレそのものが手軽に、しかも、品質が向上しています。
全体のレベルが上がっていますから、自身のコスプレ写真と第三者の作品を比較した時、その差を感じやすくなります。
これに焦って誤った加工・修正を施し、コス写真だけクオリティを上げてしまうと、現実とのギャップが大きくなり、返ってコス活動し辛い環境に陥ります。
この辺りに十分気を付け、程良く美しい写真を仕上げるよう、心掛けてみてください。
コス写真への加工・修正への臨界点は、違和感の有無、です。
CGのようなコス写真は、コレクターに収集される可能性はあっても、被写体であるレイヤー本人には興味を持ってくれませんから、勘違いしないようにしましょう。
間違ってもCGレイヤーにならないよう、気を付けてください。
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